自分の歯でよく噛める高齢者は寝たきりが少ないとよく聞きます。
実際自分の歯で噛んでいる高齢者は、歯のない人や入れ歯の人より寝たきりになることが少なく、活動的なことがわかっています。また入れ歯はうまく合っているとよく噛めますが、反対によく合っていないと噛めません。認知症との関係を調べると、うまく合っている入れ歯でよく噛める人に認知症が少ないこともわかってきました。
自分の歯がある方が、またよく噛める入れ歯を使っている方が高齢者の日常生活、健康にはとてもいいのです。また栄養を充分摂ることのほかに、噛む動作そのものや、食事を楽しむことも脳にいい影響を与えると考えられています。